今年の目標と予定

謹賀新年
  平成31年元旦
     藤由越山

今年の目標
1.これまでてがけてきた曲の再整備、特に「越後鈴慕」
2.尺八漫談「一音成仏」の創作と練り上げ
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今年の予定(当面)
○1月12日
 シアターPOO
 高土氏の[お笑い演芸ゆるゆる寄席」
○1月19日
 千笛会月例会
○1月20日 
 歩行天路上ライブ
○1月25日
 亀戸梅屋敷
 「ゆるゆる寄席」
○2月10日
 千笛会
○3月 
 よろづ尺八交流会
○3月19日
 深川江戸資料館 
 「江戸の売り声と大道芸」
○3月30日
 よろづ吟詠交流会7(待望の復活!)

ベトナムの笛

12月16日
北区 赤羽会館
慶應義塾大学他家之会
第五十七回定期演奏会

プログラムの中にOBと現役との合同演奏曲として
恒例の尺八二重奏曲「越天楽之曲」があり
「越」は越南でベトナムを意味する言葉であり
古代ベトナムの王宮音楽に由来する曲だからと
ベトナムの衣装を着てベトナムの笛を使ってこれに参加した
第五十回と同じ年の竹仙会で初めて試みた
今回はあまり見立たぬやうにしたがそれでもよく響いたたやうだった

小粒曲

12月15日
シアターPOO
第4回藤由越山尺八ライブ「虚無僧との遭遇」

懺悔、回向、陽関三畳、
(弟子)九州鈴慕をはさんで
一二三調、滝落
ー休憩ー
(一節切で)ジェルソミーナ、ゆりかごの歌
尺八に戻ってーギター伴奏でー禁じられた遊び、枯葉
雪の降る街を
<小粒曲>
(弟子と掛合ひで)鳴鶴、鉢返

小粒曲とは落語の小噺からの発想による仮の命名
落語家の見習ひが最初に教はり前座が演ずるとされる短い噺であるが
大ベテランがまとめて話すといい演目になる
例へば志ん生米朝・談志・金馬(艶笑小噺)などがやってゐるがなかなか面白い
尺八でも同じことができるのではないかと思った
その試みとして
外国の短い名曲や我が国の子守唄などを続けて吹いた
今後このタイトルで掘り下げて行きたい
小曲0(こきょく)では古曲と間違晴れる恐れがあるので小粒曲とした

一二三調も尺八曲としては初心者用の曲だらうが
これを初心者の演じ方とベテランの吹き方として吹分けてみた

尺八で路上ライブ

11月18日
新宿駅東口アルタ対面側
歩行天路上ライブ(庄田次郎氏主催)

暑さボケなどで4か月欠席したが新構想で出かけた
ベトナムの横笛と1尺6寸の尺八でこころみた
これまで尺八は路上には向かないと思ってゐたが高を多用することで
何とかやっていけることを確認した
ダンサーの乱舞があり実にうまく行った

次回からは別の吹き物を試してみたい

即興阿波踊り

11月11日
新宿グランドプラザ集会室
千笛会月例会

時間に余裕があったのでパーカッションと尺八とのセッションを
3人それぞれでやって見た
ベテランも初心者もそれなりに楽しんで吹いた
そのついでに
赤十字のイベントで阿波踊りを踊る予定があったのでひと踊りした

あとで浮かんできた考へー
次の即興芸術研究会で各種の楽器や演奏スタイルに
すべて阿波踊りの型で応じるやり方を創出する試み!

即興談義が盛り上がる

11月10日
千石スタヂオ
即興芸術研究会(北陽一郎氏主催)

今回の講師は長唄三味線の早乙女和完氏
知り合ったのは随分古いが久しぶりの出会ひであった

レクチャーは大変盛り上がった
面白かったのは
名人上手と言hれてゐる人でも即興ができない人が非常に多いといふこと
世の中すべて即興と考へるべきではないのか?

ワークショップで筆者は
三味線・キーボード・ダンス(以上尺八で)・トランペット(石笛で)

一節切尺八の教本が完成

教本「一節切」がやうやく完成しました
  王野蘭山著
   筆者も協力して何度も推敲校正を重ねました
   楽曲数59曲は一般の尺八演奏にとっても必修曲で
   今後これらを大いに採用するつもりです
   尺八学習者必携とも称すべき教材ですから尺八の人は
   是非おそなへください