2010-01-01から1年間の記事一覧

琉球古典音楽の魅力

12月23日 中野 沖縄料理店あしびなー 三線愛好会忘年会 ・ 尺八を持って参加した 会場に着いたら二人が古典音楽を歌ひ一人の女性が笛を吹いてゐた 実に好かった 沖縄の笛について予てから知りたいことが沢山あったので質問し 適切な答へを色々頂いた 現…

邦楽ジャーナル忘年会

H18.12.15 一節切で「鳥の歌」と長唄三味線の和完さんとの即興演奏 H19.12.12 短簫で「二泉映月」と三板で諸子の演奏に伴奏ー飲み過ぎ H20.12.24 6孔尺八「悠」で「上霊山」 H21.12.10 ソグムで「アリランなど」と2尺…

よろづ吟詠交流会

12月11日 世田谷区 原町住区センター よろづ吟詠交流会 ・ 下田脩芳氏主催で2回目 この日も2尺7寸の尺八のみ持参 吟詠の会なので「陽関三畳」と「夜坐吟」 それから詩舞「寶船」の伴奏 会終了後その場で懇親会

韓国楽器

12月12日 第2回BBD管弦楽発表会 ・ これほど多彩な楽器が登場したのはこの種の演奏会では珍しい 短簫・ピリ・ヘグム・ソグム・カヤグム・コムンゴ・21弦カヤグム ・テグム・ソヘグム・ナバル プロとアマの混合でのマニアックな演奏会であった 筆者…

婚礼で挨拶と演奏

12月5日 明治神宮〜明治記念館 甥の婚礼 ・ 一ヶ月ほど前に余興演奏を頼まれてゐたので短くて格調の高い曲と して いつもの「虚鈴」と決めてゐたのだが当日のすぐ前になって 挨拶もお願ひしたいと言はれた それで あまり宴酣にならぬ内にと希望を出した …

2尺7寸管

11月28日 高円寺 ギャラr−久 千笛会月例コンサート ・ この日持参した楽器は散調テグムと2尺7寸の尺八 この尺八はジャスティン泉龍に作ってもらった物 昨今は長い尺八を吹く人が増え 最初はハッタリにみえたものだが 段々と巧みに吹く人が現れるやう…

笛膜

テグムの笛膜についての質問は 高音だけを意識してゐたのを 低音にも及ぶことを知らされ それが翌日の演奏で実感できた 自分で先入観を作ってゐたのだ 低音に及ぶことを知ってから 韓国洞簫のCDを聴き直してみた するとまた違った見方聴き方が生じた それ…

一年がかりのテグム講習終了す

11月20日・21日で今年4回目のテグムの講習会が終った 3月が第一回であったがその一ヶ月以上前から予告があったので それに備へて練習を始めたし 12月には韓国楽器の発表会もあり 暫く練習を続けることにしてゐるから ほぼ一年間練習が続く 短期集…

テグムと越笛

一区切りついたので 今年4回目のテグム講習会にむけて稽古を 始めたのであるが それと同時にベトナムの笛の稽古も始めた 歌口の極端に大きいテグムに対して ベトナムの笛は逆に歌口が 極端に小さい 口を大きくしたり小さくしたりしながら両方の笛を交互に吹…

テグムと越笛

一区切りついたので 今年4回目のテグム講習会に備へて稽古を 始めたわけだが 同時にベトナムの笛の方も手がけることにした 歌口が極端に大きくて音高や音色を変化しやすいテグムに対して ベトナムの笛は逆に歌口が極端に小さくて音が安定してゐる それぞれの…

一区切り

11月6日 新宿文化センター 新宿文化センター祭り ・ 午前はエントランスロビー、午後は2階ホワイエと 千笛会として 30分づつ2回出演した 1.秋の曲メドレー みさと笛 藤由越山 2.ベトナム風情 ベトナム笛 レ・バオ・ゴック 3.「無常」 一節切尺…

テグムのレパートリー

10月24日 高円寺 ギャラリー久 千笛会月例コンサート ・ 主催する筆者にとってもここは腕試しの場だ 今回の根多おろし兼腕試しは先月に続きテグムである 先月はまだ狙ひを絞れなかったので 楽器の紹介程度だったが 今度は 二通りの演奏について選択を聴…

稽古事と発表会

10月23日 深川江戸資料館 江戸・東京の大道芸 日本大道芸・大道芸の会 創立15年記念 ・ この企画では何度か参加させてもらった ・ 演目は(順不同) がまの油売り・バナナの叩き売り・南京玉すだれ・一筆龍・ 神霊護符売り・わいわい天王・虚無僧尺八…

伝統の継承

10月18日 京王プラザホテル 川名式典 創業100年記念会 ・ 時代の様相を見据えての伝統の継承をテ─マとする この種の会と しては趣向を凝らした展示もあって 面白い企画の会であった そのためか来賓挨拶もその意義を強調する一方で 昨今の伝統軽視 を…

テグムの筒音くを吹く

テグムの手解きと機能の解説を頼まれた 初心者にとっては 音がナカナカ出ないから 機能まで検討するの は至難のわざだ それでテグム(大─)のミニチュアとも言ふべきソグム(小─)も 手に入れてもらって すぐ吹けるソグムを使って説明したら 鍵盤楽器の愛好者だ…

「阿字観」ブ─ムの予兆か

9月26日 板橋区 郷土芸能伝承館 万尺八交流会 ・ 午前9時から夜までの長い会 筆者は午前中弟子の稽古があったので午後に到着 ヨ─ロッパから帰ったジャスティンがゐて午前中に「阿字観」を 吹いたといふ 後で聞いた話では若いのが別派の「阿字観」を吹いた…

笛の威力を示した

9月19日 銀座「阿波おどり」(徳島料理店) 高円寺阿波踊り遊夏連の打ち上げ会 ・ 高円寺の連がショウを2回やり その後一緒に踊りましょうといふ 宣伝文句で今年開店した店 我が連員は20人 ショウタイムになったら笛吹きがゐないし 三味線も無い その上 …

テグムを吹く

9月19日 高円寺 ギャラリ─久 千笛会月例コンサ─ト ・ 用事もあったが 8月を休会にして暑さを避けたのは正解だった 詩吟の伴奏以外は尺八を吹かず もっぱらテグムを吹いた この会の趣旨である腕試しと発表の場を自分に適用したものだ アリラン・セヤセヤ…

木魚ならぬ木蛙

9月18日 代々木公園 ベトナム祭り ・ エスニック食を食べて見たいのと珍しい物があるかも知れぬとの 好奇心から出かけて行った 笛類を期待してゐたが それは無く カチカチ音のする方へ行くと タイ国土産に貰ったのと同型の 蛙の形をしたおもちゃの打楽器 …

テグム練習の効用

3回目の講習を経て 魅力と言ふか興味と言ふか あらためて テグムを見る目が変った まだ 指が完全に孔を塞げないし 薬指と小指の間もよく開かない ので 自分も笛や尺八の初心者のやうであり 謙虚に取り組む 気持になり ひたむきに挑戦的に練習する心構へにな…

3回目のテグム体験講座

9月11日・12日 韓国文化院 「テグム」体験短期集中講座 ・ 3月6月に続き今年3回目になる 最初から指の開きに無理を感じて 先入観的には諦めてゐたので あったが 他の参加者達も何とかこす様子を見て 愚直に続けて 行けば 物になるかも知れないと思ひ直して…

踊らせるお囃子か?

前々から感じてゐたのだが 今年は特に大太鼓の大軍団が目立った 何十年も前から徳島で 心ある人達が言ってきたことだが 観光化 してから情緒が無くなって強烈な音量が志向される傾向が次第に 高まってきたのだ 高円寺では関東の気風と相俟って一層それが強く…

今年の阿波踊り

8月28・29日 第54回高円寺阿波踊り 今年で発足3年目の遊夏連に顧問格で参加 ・ 28日は篠笛と尺八 29日はそのほかケンガリと拍子木を用意した 笛は去年と今年で4人を養成し リズムをキッチリ揃へる訓練を 充分やっておいたし同一作者の笛により…

尺八の歌口

8月22日 東京浜松町海員会館 竹精会11回総会兼交流会 ・ 若代水仙氏主宰の笛尺八作りの研修会に講演を頼まれた 主に尺八を作るマニアックな人達の会なので 色々な実物と 実例演奏を交えた「歌口」に関する話とした 歌口の機能と志向をAとBの二つの型…

「阿字観」の集中練習

前述のごとくジャスティン泉龍に最善の稽古をつけるために自分も 懸命に稽古し直したのだが これを機会に楽譜や音源を数多く参照 し 昔習った時のメモも見返して繰り返し100回以上吹いた 集中没頭してゐるうちに 楽譜の行間や録音の息遣ひから今迄見え て…

お家芸

自分の得意の曲・世間にアピ─ルしたい曲は何かと考へたことは 何度もある 主観的には「供養」「虚鈴」「虚霊」「白骨鈴慕」「虚空」など だが 尺八の世界で言へば「阿字観」「手向」などになるのでは ないかと意識させられた そのわけは 9月にチェコのプラ…

ジェスチャ─も表現の一つか

7月25日 津田ホ─ル 姜建華andニ胡合奏団・華園2ndコンサ─ト ・ 中国笛子名人の張輝暁先生に中国の笛・洞簫・合奏を習ってゐた 20年前頃 張先生の世話と導きで中国の音楽家が大勢日本に やって来た 大抵の彼等は穏やかでおとなしい人たちであったが 中…

カラオケ侮れず

7月21日 西新宿 うたうんだ村 アフタヌーンカラオケ ・ 2回目の参加で 歌ったのは次の通り 影を慕ひて・出船・明治一代女・裏町人生・人生劇場・蘇州夜曲・ 湯島の白梅・かへり船・異国の丘 前回は不図思ひ立っての参加で 途中からの短時間であったので …

三つの趣味

7月14日 新宿 三井ビル内 季膳房 サラ文飲み会 ・ 参加者スピ─チで 前週聞いた話を した <研究一筋の学者はボケやすい 専門のことばかりに取り組み 無趣味の学者の頭はマンネリで次第に頭に刺激がなくなるから> <趣味は三つは持つ様にした方が良い> …

指揮者の力

7月10日 九段会館大ホ─ル サマ─コンサ─ト 千代田フィルハ─モニ─管弦楽団 ・ 楽友の案内があって聴きに行った ベテラン指揮者の解説ト─クや 途中「1分間指揮者コ─ナ─」 があったり いろいろ趣向があって 演出面でも面白かった 楽団員がプロでなくても シ…