久しぶりのライブ

6月2日
新宿駅東南口 シアターPOO
ライブ「虚無僧との遭遇」

路上ライブでの石笛演奏が縁で実現
大学生の弟子を助手にして展開

新趣向で登場-[売り声]ならぬ「売り音」を掲げて虚無僧姿で
楽屋から出て来て、客席からの声に応じて天蓋をとる
取り敢へず甲版「一二三調」
トークでいろいろ説明
虚無僧出会ひの場の設定で弟子と相対し「呼笛応笛」
また托鉢曲として
九州男子の弟子が「九州鈴慕」を
次いで筆者が関東の托鉢曲として「白骨鈴慕」を吹く
余興でストーンフルート・ボトルフルート・セラミックフルート
勿論お札フルートも
「鉢返」にて休憩入り

休憩後は袈裟とゲバコを外して
季節曲メドレー「あめ・城ケ島の雨・照る照る坊主」

そのあとまた袈裟を着けて
[なんでも鑑定団」の話と一節切曲「無常」
つづけて「阿字観」と
途中説明入りの「奥州鈴法」
最後は弟子とにぎにぎしく「即興掛合巣篭」

次回は7月21日

ホールでトーク入りの尺八演奏

5月3日
江東区 深川江戸資料館
2階ホール
公演「にほんの大道芸と物売り
    〜江戸から今に伝わる芸〜」

大道芸の会の計らいで普段とは違って
特別枠での演奏だが
蝦蟇の油売りとバナナの叩き売りのベテランの間での演芸

この日はお客さんとのやり取りが盛んでとても好い雰囲気だった
いい音を聴かせたりするより楽しませる方に重点を置いた
そのための工夫をこらしたつもりだが
とてもいい経験で後日もアイデアがつぎつぎと浮かんできた

トークとして
虚無僧が確かな腕を見せいかに客を引き込むかを語った
紙を笛にしたり急須で「こいのぼり」を吹いたが
大いに受けた
そのうえで納得の尺八を聴いてもらった

この経験を6月2日のライブで生かしたい
○シアターPOOにて

縄文石器の笛など出展

4月29日
法身
虚無僧研究会年次総会

記念講演の関連で世界の縦笛の展示の企画があり
筆者は次の9点を出展した

山形県最上郡より出土の縄文時代のごつい荒削りの石笛
②中国製石のトウショウ
③韓国の膜トウショウ
ベトナムのトウショウー指孔が表4裏2
フィリッピンの縦笛ー表3孔裏1孔
フィリッピンの鼻笛ー同上
インドネシアのスリンー表6孔
ニュージーランドの木製笛ー表4孔裏1孔
⑨トルコのネイー表6孔裏1孔

目玉は①だらう
自由に試し吹きできる展示であった

⑧と⑨は共に斜めに構へて吹くのだがこれができない人が
尺八の名手にも多かったのが意外であった

高校同期会で

4月19日
クルーズ・クルーズ新宿店
都立新宿高校新8回同期会

全員傘寿に達した節目とあって遠くからも久しぶりの同期生が集まった
入学時点で430人、現時点で消息が分かるのが260人、この日の出席者80人とのことであった

意外なことに10人近い友人たちから「今日尺八は?」と声を掛けられた
かつて物故者に黙祷の時に尺八を吹いたことが一二度あったことを
覚えてゐるのだ
また同窓生がたむろしたスナック「まどか」でライブを度々やったのが
記憶されてゐるのでもあらう
そんなに期待されてゐるのなら何か持って行けばよかった

石笛でもいける

3月18日
新宿駅東口
歩行天シンジケ−ト路上ライブ

用事があったので遅れて参加
30分ほどであったが石笛を持って行く
結構やれることを知った
音域は狭くとも
音程合はせに苦労しないことが利点だ

真っ向勝負

3月17日
深川江戸資料館
公演「江戸の物売りと大道芸」

演目は
物売りではー
あさり売り・かりんとう売り・糊売り・金魚売・
納豆売り・野菜g¥ほだらきょう売り・屑屋
街角を賑はせた大道芸の数々ではー
虚無僧流し・わいわい天王・阿呆陀羅経・女霊媒師・
可愛画って・仙人・南京玉すだれ

毎回少しづつ演目が変ってゐる
虚無僧流しにしても変化をつけるべく苦心してゐるが
今回の連管は原点に還ったつもりで「本手調」の二重奏とした

これが大成功で大好評
涙が出たとの感想もあった
朗々と吹くといふコンセプトで臨んだのが良かったやうだ