六月の演奏曲

父の介護があり ここ数年演奏の場・機会は絞り込んでゐる
全然無いのも支障が生ずる恐れがあり 千笛会月例コンサートなどは大事な発表の場として臨んでゐる

六月は美空ひばりの曲だ

彼女とは同じ横浜で育ち 生まれた年も同じ
それで親近感があったが ファンではなかった
それが 平成元年に彼女の死の報道に接し 何か知らぬが焦りの
やうな感情に襲はれた
彼女の音楽を強く意識し始めたのはそのときからである
何度も聴き何度も演奏するうちに 美空ひばり曲は筆者の大事な
レパートリーになっていった