学生に尺八の手解き

8月29日・30日
伊豆稲取 東海ホテル
慶應義塾大学竹之会夏期合宿(3日目と4日目)

OBとして何十年ぶりかの参加で この場所に変更になったのと
社長が後輩でもあり行ってみる気になったからである
学生時代の雰囲気を追認する絶好の機会だと 大いに期待して
出かけたが 期待以上のものがあった
せっかくの機会なので希望者に「本手調」の手解きをする事にした
基本中の基本からはじめて一日で 陽旋法での吹き方まで導いた
あとは愚直に吹き込みを続けてもらヘばいいところまでは行った

台風の影響で波が荒く 海岸沿ひのホテルでは一晩中窓を開けて
潮騒の響きを充分に楽しんだ

翌日の演奏発表会では 教へた五人で斉奏してもらったが 
どれだけ続いて行くか楽しみでもあり心配でもある
演奏会の最後に 飛び入りで吹いたのは
篠笛での≪阿波よしこの〜ゾメキ≫と 
尺八では究極の形での≪本手調≫と
今年の尺八曲の中での極めつけとも言ふべき≪手向≫の2曲