[有り難い」聴衆

1月10日
芝のレストラン
グレース会

黒田官兵衛の末裔黒田清久氏主宰のディナーショウに
尺八演奏を頼まれた

一回目のショーでは正月らしく「越天楽」から始め
引き続きここから派生した民謡「黒田節」を提案し
この会のテーマ曲ではありませんかと促してみんなで
合唱
これで会場の雰囲気を盛り上げた
それから尺八の曲らしい[錦風流下り葉」「志津」
「即興鶴の巣篭り(トリ歳に因んで)」
休憩後の二回目はくだけた内容をと心がけ
「首ふり三年」談義から札巻き笛でアッと言はせ
クイズを交へて[子守唄メドレー」へ
最後の締めは一節切尺八でカザルス編曲の「鳥の歌」

飲み放題の会なので心配してゐたが杞憂だった
みな熱心に聴いてくれたのには感動した
と言っても少しも堅苦しい会ではなかったのが不思議

アルコールが入るとどうしても会場が騒がしくなって
やりにくくなるもので事前の打ち合はせで黒田氏に相談したら
「私が<黙れ>」と言へば静かになりますよ」と言ってくれたのだが
その必要はなく
こんなに行儀が良いとは思はなかった
そのわけは情報交換や啓発活動を志す会員が多いからではないか
閉会後も残って名刺交換や打合せを続ける人が多かった
何れにしても[有り難い」会であった