更なる鬼金尺八

前のブログで「鬼に金棒尺八」を紹介した
沖縄の笛製作者にアドバイスして笛の孔割の尺八を沖縄の竹で作った物
軽くて音色がすばらしいし 洋楽も尺八曲も楽に吹ける
難点は 音域がやっと2オクターブなこと

今度の「鬼に金棒尺八」は 前に述べた歌口が尺八式の台湾製洞簫のことだ
歌口を自分の好みに削ってこれまでずっと吹き込んできた
吹き慣れてきたら 期待以上に反応してくれる
無理すれば3オクターブも可能だし 音色の幅もとても広い

8孔であってもカザシやメリカリを敢て使用すると表現の多様性が増え
更に 琴古流荒木派の指法を応用することで今までにない音移りができる

特殊なハードに上述のソフトを加へてどこまで行けるか楽しみながら
毎日吹いてゐる

恐らく音だけを聴く人は 洞簫を吹いてゐるものとは思ふまい