カザルス編曲「鳥の歌」

これもブログ休止中の話

スペイン人尺八家アントニオに 尺八で吹くのに相応しい曲として
パブロ・カザルス編曲のカタロニア民謡「鳥の歌」を吹くことを
提案したら きっぱりと拒絶された
思っても見なかったことであり 呆気にとられるほどであった
俄かには信じられなかったが 後でいろんな人に尋ねて分かったのだが
マドリードの人間にとって カタロニア人は互ひに相容れない仲なのだ
たまにニュースなどでバスク問題を見聞きすることはあったが
カタロニアも同様の存在であるらしいのだ
チェロの巨匠も 国連での演奏も問題外なのだといふ

彼には彼の事情で吹かなくても 筆者は断固として吹き続けることは
言ふまでもない