謡曲

父の時間潰しは 俳句であったが 視神経をやられてそれが難しく
なった
大きな文字から始めて 字を真っ直ぐ書く練習もしてみたが 
あまり面白くない様子で 面倒を見る方もつらい
最近は全くやらないが 昔謡曲を稽古してゐたことを思ひ出し
ひと括りにしてしまっておいた謡ひ本を開き CDも買ってきた
その中に「竹生島」があった
中学生の時 学級の余興を持ち寄る会で この一節を習ったのだ
はっきり記憶してゐた

〇竹に生まるる鶯の。竹に生まるる鶯の竹生島。詣で急がん
〇月海上に浮かんでは兎も波を奔るか面白の島の景色や