2回目のテグム講習会

6月19日・20日
韓国文化院
第二回テグム講習会(初級クラス)

少し分かってきたことは 尺八における ロツレチ は音律を示す
のではなく 孔の押さへ方を示すのであるから 1尺8寸のロと
2尺7寸のロは同じ音律でなく 運指法の一致であるごとく
正楽テグムの「林」と散調テグムの「林」は 本来は音律を示す
符号であった物が 便宜上同じ指遣ひを示すのであるらしいことだ

今回は6孔のうちの5孔だけを使ふべく持ち方から変へる指法の
「五管清」が中心で 尺八に例へると「ツ」でも カリなのか
中メリなのか 大メリなのかを判断しながら吹くのに似た場面が
出てきたのである

音を揺らすのに 尺八では首を振るのに対し テグムは肘を揺らす
と説明するが もっと正確な方法の秘伝を教はったが これは尺八
における秘伝中の秘伝に通ずるなと 我が意を得た気がした