テグムのレパートリー

10月24日
高円寺 ギャラリー久
千笛会月例コンサート

主催する筆者にとってもここは腕試しの場だ
今回の根多おろし兼腕試しは先月に続きテグムである
先月はまだ狙ひを絞れなかったので 楽器の紹介程度だったが
今度は 二通りの演奏について選択を聴衆に問ふ形にした

一つは「荒城の月〜京の夜」であり もう一つは「笛吹童子
月光弄笛」であり好みを尋ねた

韓国の楽器であるから先づは韓国の曲を採りあげるのが筋として
先月はアリランなどを吹いたが表現手段としての楽器だとすれば
それに捉はれることなく自分の気合が入れられるものを選びたい
幸ひなことに講習会が九ヶ月に亘るのでじっくり取り組むことで
指や音出しが次第に慣れて行った
テグムを活かせるレパートリーを考へる段階に進みたい

ここまで来ると もうひと踏ん張りして 更に長い正楽テグムにも
挑戦して見るかとの気も起きてきた今日此の頃である
正楽テグムを操ることが出来れば もうどんな横笛も恐くないこと
になると思ふ