打の真音

5月28日
座・高円寺
阿波踊り遊夏連総練習

中国の太細二本セットの拍子木を叩いてゐて 時々心に染み入る音
が出ることに気がついた
打楽器ではタイミングやリズムに乗るノリの確保に注力して取り組
んできたので 音色にはそれ程は気を配ってこなかった
大きく響かせることに気を取られてゐたと思ふ
尺八では音色に最も力を入れてきたのに!

持ち方や叩く方向などにより音色が変ることは分かってゐたが
それを真音(シンネ)の面から稽古して見やうと考へたのは今回が
初めてのやうな気がする

杖鼓の練習で金春江先生が 女性でありながら どうしても敵はぬ
音を叩き出すのがいつも不思議でならなかったが 真音の面から
検討すれば見えてくるかもしれない

尺八についてもあらためて真音を磨いて行き両者併せて理想の音を
響かせて行きたいものだ