飲み屋で笛の交流会

7月8日
四谷三丁目の飲み屋

韓国文化院で6月から長期講習が始まった
水曜日がテグム、木曜日がソグム、金曜日が短簫で10月まで続く
講師はいづれも朴炳五先生で 今年4月に作曲の勉強で留学生とし
て日本に来られた人
この日の短簫のレッスンのあと 先生を含めた三人で大衆赤提灯に
出かけたが隣の座敷席には20人ばかりのグル─プだけで 一人が
笛を吹いてゐた
どうもネブタ囃子の笛らしかったのでそれを尋ねながら様子を見て
「こちらに韓国の笛の名人がゐらっしゃるから交流しませんか」と
話を持ちかけたところ 相手も乗り気で応じてきた
先方は大分飲んでゐて盛りあがってゐたので ひとつ驚かせて見や
うと 店から借りたビ━ル瓶で「四季の歌」と「サンタルチア」を
吹いた
今度は相手が「上り囃子」「下がり囃子」
その笛を借りて「阿波踊りゾメキ囃子」
かうしたお膳立てをした上で先生の登場
先生はテグムを音楽室に置いてきたことを悔やんでをられたが
それでも短簫で古典曲を演奏 場は静まりかへった
その後筆者はまた笛を借りて「笛吹童子
先生曰く「日本に来て一番うまいビ─ルだ」

隣が解散した後も先生は女性らを招いて「二次会!」