「清声曲」の無茶修行ー総括

11月23日
新宿区 法身
第32回虚無僧研究会献奏大会

2曲で参加した
1曲目は 会長や竹友と弟子を含めて12人編成の京都明暗寺伝
「サンヤ」の合奏
2曲目は「曙調清声倍声曲」
この曲を吹くため
この日を目指してここ半年研鑽を重ねてきた
例年ならば演目についての解説と演奏者の思ひ入れを綴った
小冊子が配られたのであるが今回は発行されなかった
発行されなかったがそれに備へて用意しておいた解説文は
「独奏管楽器曲中の白眉で、難曲としても知られる「清声曲」を
素材として、音域を拡大し曲調を整へ、究極の曙調子の曲を
目指したもの。
重甲音の要諦を教へてくださった故堀井小二朗先生の霊に捧ぐ」
これはまた尺八歴57年、篠笛歴34年。中国管楽器歴31年、
韓国管楽器歴11年の集大成と言ってもいいだらう、

稽古も十分に重ねたしこれはこれで目的は達したと思ふ

このすぐあとに23日千笛会30日萬吟詠交流会があったが
楽な気持で曲と遊びながら吹いた

この半年の間の稽古で気づいたり経験したことを 次の
課題に活かした新たな取り組みを考へてゐる今日この頃である