久しぶりに万尺八

8月31日
板橋区 郷土芸能伝承館
万(よろづ)尺八交流会(阿部敏行氏主催)

年に2回のこの会だが用事が重なったりしてここ何度か欠席だった
マニアックな集まりもまたいいもので それなりの選曲と演出で臨むことになる
今回は1尺8寸で「越後鈴慕」及び2尺2寸で「スーパー本手調」

どちらも今年の課題としてずっと取り組んできた曲
未完成だがこの場で演ずることで以後の稽古の原動力になる

阿部さんが自作の2尺3寸管を提供してくれた
懇親会の時これで「陽関三畳」の冒頭部分を披露した
11月の虚無僧研究会の大会への参加呼びかけの一環を意識したもの

その尺八だが地無しで塗りも無し
いわゆる地無し延管の素材的な尺八だと思ったのだが・・・・
あとであらためて吹いてみて驚いた
ハの重甲音まで出せるではないか!
阿部さん本人も気がついてなかったのではないか?
追記
阿部さんは充分承知の上の自信作であったことを後で知った