2010-01-01から1年間の記事一覧

新たな篠笛

7月4日 阿波踊り遊夏連のお囃子笛方の篠笛のことだが 去年養成した二人に加へ 今年は更に二人が参加することになった 4人の笛の調子が揃ふためには同じ作り手の笛であることが好まし いので 去年の笛と同じ物を 高円寺いろは連の笛方荒井君に発注 した やう…

ベトナムの洞簫

6月27日 ギャラリ─久 千笛会 月例コンサ─ト ・ 今回お母さんと参加のベトナム青年ゴック君からベトナムの洞簫の 提供を受けた 指孔が上から 裏表表裏表表 となってをり 運指が楽だ 最初見せられた時 面白いアイデアの洞簫だと思って感心したそのあとで 来…

犬も歩けば・・・ソグム教本と平調短簫

6月2日 韓国伝統楽器店BBD ・ 用事のついでにBBDに立ち寄ったら ソグムの新教本があった 以前購入した物は 引越し荷物の中に包装して他所に預けてあり 不便を感じてゐたところだったので 別バージョンの教本の出現は 大変ありがたい 正楽テグムの1…

ニ本目のテグム

6月21日 お昼のオープン テグム コンサート 韓国文化院 1Fロビー ・ テグム講習会の金賢敏講師の演奏だったが 月曜日なので講習会受講者からは筆者のみが聴講した 「清声曲」の他に映画テーマ曲など3曲 「清声曲」は前もって強く要望しておいたので冒…

2回目のテグム講習会

6月19日・20日 韓国文化院 第二回テグム講習会(初級クラス) ・ 少し分かってきたことは 尺八における ロツレチ は音律を示す のではなく 孔の押さへ方を示すのであるから 1尺8寸のロと 2尺7寸のロは同じ音律でなく 運指法の一致であるごとく 正楽…

2尺7寸管一ヶ月

弟子が2尺7寸管の尺八を作ってくれた いつかは長さを活かした演奏を研究したいと思ってきた 腕を伸ばして吹くので 右手の筋肉が痛んでくる 無理をしないで 毎日少しづつ吹くことにしたのは テグムに 対する方針と同じだ テグムの指使ひにも利するかも知れ…

陽関三畳

6月13日 目黒区 原町住区センター よろず吟詠交流会 ・ 吟詠の下田修芳氏が 我が千笛会や阿部敏行さんの万尺八交流 会にならって新しく立ち上げた吟詠中心の自由参加型コンサート プログラムの印刷や三人の受付など物々しいと思ったが おかげで 40近く…

越天楽

6月30日 稽古場 NHK国際放送の取材 ・ ベトナム青年が尺八を習ひに来ることになった縁でkベトナム向け ラヂオ放送の企画があり スタッフがやって来た ベトナムは「越南」とも表記する 偶然だが筆者は 藤由「越」山だ しかも初心者の教材として「越天…

我が青春は続く

5月29日 銀座ライオン スターホール 慶應義塾大学竹之会創立100周年記念懇親会 ・ 160人ほどが集った実に楽しい会であった この会でスピーチをした後「虚鈴」を吹いた 少々飲み過ぎて二次会で何を話したか良く覚えてゐないが 気分良く帰宅し 気持ちよく熟睡…

テグム二ヶ月

3月末にテグムの講習を受けてから二ヶ月になる 指先の痛みは感じなくなった これからは 手馴れた曲だけでなく 教本にある曲をどんどん吹き こなすこと! プラスティック(笛膜はセロテープで代用)から竹製に持ち替え たことで本物の笛幕のことが分かってき…

太鼓の調達

一昨年誕生した阿波踊りの遊夏連を応援してゐる 一昨年は笛の演奏を頼まれて2日参加した 去年は締太鼓を一日だけ頼まれて参加した 去年の笛は事前に二人を特訓して間に合はせた 今年は更にもう二人を特訓中である 笛が4人になると太鼓がもっと多ければといふ…

新演目ー石笛披露と腹話術

5月16日 高円寺 ギャラリー久 千笛会 月例コンサート ・ 当日の出演者と演目(敬称略) 田中・越山ー例の縄文石器と石笛の話と演奏 土笛は割れ目を修理するも不発 鈴木・ゴックー今年の高円寺阿波踊り参加の意向あり 笛でゾメキ合奏 ゴックーベトナムの笛で…

虚無研の講演

4月29日 新宿区原町 法身寺 虚無僧研究会年次総会 ・ 毎年4月29日が総会で 議事のあと講演会があり懇談会と続く 筆者も講演したことがある 平成10年に師匠高橋空山先生に就いて講演 平成18年には相良保之氏の一節切についての講演に演奏で助演 ま…

テグム一ヶ月

韓国の横笛テグムの講習を受けてから一ヶ月になる それから毎日 一日も休まずテグムを吹いた 音程練習と音階練習を愚直に続けた 左手人差し指中指の先の痛いのも薄れてきた すぐに音がでるやうになった 以前トルコの斜め笛ナイの筒音が出るまでに半年かかっ…

吟詠大会に尺八

4月25日 茨城県取手市グリーパレスふじしろ 祝市制施行四十周年 社団法人霞朗詠会取手刀水会 創立四十五周年記念吟詠大会 「構成吟 刀水の流れ」 日本の美しい風景ー東国紀行ー ・ 五十数人の吟詠に伴奏は筝のみ 今回は吟の伴奏を頼まれたのではなく 本来…

坐る立食パーティー

4月22日 銀座 交詢社 接点F(大学のクラス会通称) ・ 来年が卒業50年ともなると50人中36人の出席であった 開催の間隔も次第に狭くなってきた だが古希を過ぎた連中だから 乾杯と報告が終ると 司会者を除いてみんな椅子に坐ってゐた! 二次会の設…

ベトナムの笛名人

4月18日 高円寺 ギャラリー久 千笛会月例コンサート ・ 越山ー中国笛子「姑蘇行」尺八「虚鈴」「陽関三畳」 宮川氏−ニ胡「紫竹調」「春詩」「蘇州夜曲」 下田氏ー吟詠「月夜聞荒城曲」「知床旅情」 佐藤氏ー朗読「即興詩人」 鈴木氏ー一節切「無常」「ル…

今年の花見ーその2

4月10日午前 神田上水公園 ・ 柏木出張所に出かけたついでに また小滝橋まで花を見ながら 歩いて行く まだまだ花は咲いてゐるし 気候も絶好 最高の花見日和だった しかし これまで寒い空での花見に翻弄されて気力も失せたのか 人出はサッパリだった 期待…

今年の花見

4月4日 二箇所で花見 ・ 3月に入ってからの天気予報や桜の開花予想を勘案して 今年の 見ごろは 3月27日か28日と誰もが思ったことだらう 花見のかつての弟子達からの参加要請もここに集中してゐた ところが今年はテグムの講習会があって弱ったなと残念がった…

初めて木馬亭へ

4月2日 浅草 木馬亭 ・ 用事があって浅草へ行った 浅草は寂れたと言はれて20年ほどになるが 数年前から外人の 観光客 特に中国人が増えて 賑はひが戻ってきたさうだ ここへ来てまた スカイツリー見物のハトバスまで現れて大変な人出 ださうだ 不図思ひだして…

テグムの取り組み

待望のテグムの手ほどきを受け 今後も講習があるとのことで これきりにせず 宿題も出たことだし次回に備へた練習をいかに 続けていくか この吹きにくい笛と言ったら 全くの初心に帰って一つ一つ ユックリ馴らして行くしかない ・筒音を丁寧に安定した音で吹…

テグムの講習を受けて

3月27・28日 韓国文化院 テグム短期体験講座 ・ 講師 金賢敏 ここでの講習は短簫・ピリ・バンソリ・杖鼓と いろいろ受講して 来たが 今回やっと待望のテグムの番が来た 思へば 師匠にカヤグム散調の事を聞き 昭和39年の韓国国楽院 の日本公演を聴いて…

伝統芸の威力

3月21日 高円寺 ギャラリー久 千笛会月例コンサート ・ 越山ー一節切「無常」ほか 下田氏ー吟詠「春思」「春暁」ー尺八伴奏入り 飯野氏ー吟詠「黄鶴楼」ー尺八伴奏入り 越山ー尺八「桜落」 桑田氏ーギター数曲ー前回見学から一転して出演 森田氏ーおかめ踊り…

盛り上がった交流会

3月12日 半蔵門 サロン・ド・ファンファン 尺八演奏と江戸文化 ・ 予定の曲のほかに「二十四の瞳」 英人のプロ尺八奏者ジャスティン泉龍とパーカッションに和服の女性 を従へて マニアックな曲のみを並べながらもパフォーマンス的な 演出を加へる工夫をした …

コンサートのお知らせ

尺八の真髄を聴くコンサートです 出演 普化宗尺八 藤由越山 「尺八の演奏と江戸の文化」 3月12日(金) 18:00〜 開場 18:30〜19:30 演奏と江戸の文化の話 19:30〜21:30 ビュッフェスタイルの交流会縄文時代の音 石笛「神降し」 …

石笛の写真

前前前回の記事に石笛の写真を加へました 画面の左上が管尻で 右下が歌口です 四角な孔が貫通してゐます 一見 左上が歌口に見えますが 実は逆です

千笛会再再開

2月21日 高円寺 ギャラリー久 千笛会月例コンサート ・ 昨年は介護のため この1月はオーナーの都合を勘案して休会勝ち だったが やっと常連に新人も加わって開催できた ・ 越山ー尺八「虚鈴」「恨五百年」尺八式洞簫「梅花三弄」 宮川氏ーニ胡・現代曲ほ…

マニアに対して

2月20日 板橋区 伝統芸能伝承館 万尺八交流会(阿部敏行氏主催) ・ 午前9時から夜9時までの大交流会 前半が演奏披露で後半が交流懇談会 初期は幅広い分野の演目や曲目が登場してゐたが 近頃は 大変マニアックな様相を呈してきた 後半酒を飲みながらの長…

縄文の石笛

2月11日 縄文笛と「古事記」朗読の会 新百合ヶ丘 田中邸 ・ 縄文の土器や石器の収集家田中氏の要請で この会に出向きこの 手の楽器の色んな形の物を示し それらのの吹き方の説明し 実演 した 先日預かった石笛は 一見しただけでは笛とは思へない代物だが …

NZの音楽学者来訪

2月7日 Professor Henry Johnsonがニュージーランドより来訪 日本の尺八事情についていろいろ質問を受ける 豪州やNZの英語は訛りがあって聞き取りにくいのではないかと 心配だったが かつて一年半日本に滞在したとかで日本語が巧み で安心して話が出来た…